甘くて白い金星のような

甘くて白い金星

11月22日、おんなじ数字が並んでいて綺麗な日付だなぁと思ってしまう。オタクなので。

そんな綺麗な日付に綺麗な人が生を受けた。
見に行くたびになんて綺麗なんだろうと息を詰めて見入ってしまう。顔や身体の造形の美しさのみならず身のこなしが抜群に綺麗な人。美しくて精緻で激しいダンスをする人。心を込めて歌を歌う人。表情が豊かな人。それでいて中身はたくさん考えていて優しくて賢くて少しめんどくさい複雑な人、だと思う。少なくとも私にはそう見える。

板の上に立っているとき、いつだって前を見つめている人だなと思っている。そしてあの綺麗な目には何が映ってるんだろう、と考えてしまう。オタクなので。

人生は一度きりだから、と言う人だ。いま頑張れば未来の自分が喜んでるかもしれない、と言う人だ。

パラリンピックに出場するハンデを持つ人たちと健常者との違いについてオリンピックで男女にわかれて競い合う競技があることと似ているのではないか、と言える人だ。

好きという感情を隠さない人で、実行できるか不透明なことは明言しない人だ。

いきなり増えたピアスについてなんにも教えないでいて欲しい。

あざとい女子アナよりあざといときがあってちっちゃい女の子みたいにかわいいときがある。

ブログではわかる人にしかわからない小ボケを連発するし最近はよく変顔をしている。変顔は高度すぎてたまに少し怖い。でも変顔するようになった経緯が宇宙一かわいいから何も言えない。

メンバー紹介曲の 7人で前だけ目指し、という歌詞でメンバー全員を指さしで数える最年長。

ステージに立つために生まれてきたんじゃないかって思ってしまうほどにスポットライトの下が似合うアイドル。

本当にたくさんの顔を持つひとだよなぁとしみじみ思う。知れば知るほど球体に近い多面体のような人だなと思う。そして、なんて人間らしいアイドルなんだろうって思う。しみじみとね。

ちなみに、素であるから魅力を感じているという訳ではなくて、どちらかといえばこちら側に見せるものの取捨選択のセンスに私が一方的にハマっている、というかんじ。激厚ATフィールドによって自分とアイドルの自分にハッキリと線を引いてるというか。そしてその激厚ATフィールドからたまに繰り出される不意打ちにまんまとやられてしまう。

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アイドルとオタクの関係は常に一方通行。そう思っていた。しかし、それがほんの少しだけ覆る瞬間があるのだと知った。アンコールの声の大きさや100万回再生の話だけじゃなくて、ブログの優しさに満ちた言葉選びやコンサートの終盤で端の席まで見渡している姿に近くなくても(もちろん集団とその1部して)認識されているのだという安心感を覚える。それからオタクが頑張った時は喜んでくれて褒めてくれる。こんなに喜んでくれるだなんて嬉しいな もっと頑張っちゃおってオタクとしてのキャパが拡張されていく。それがぜんぜん苦じゃないことに自分でもびっくりしてる。

結局のところオタクのやることなすこと全てがエゴでしかないんだけどね。オタクとしての行動は私がやりたくてやっていることでしかないんだけど、それでもなんだか一緒に進めているような気にさせてくれる。
それが新鮮でむず痒くて楽しい。

とは言いつつも、サマパラの「ここに君がいなくなれば僕は生きられないから」でメンバーを熱くて瑞々しい目で見る姿には負けた。あれには勝てない。一生勝てない。メンバーなのにグループのファンだって公言しちゃう人だから。そういうとこもらしくて好きだなって思いながら観てた。

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あんまり綺麗な人だから人間に見えないときもある。それはほんとう。

誰担ですか?と聞かれて答えたとき、信仰の対象、宗教みたい、信仰してるみたい、と言われたことがある。別にディスられたわけではなくて印象の話として。

私はあんなに泥臭くアイドルやってる人いないと思いながらオタクをやっている。いろんなものを捨てて必死で死ぬ気で腹括ってアイドルやってる人だと思う。そしてそれを少からず楽しんでいる人なのだと思う。そんな姿を見ていて感じるのは信仰心ではなくて尊敬と信頼だ。

応援する人を尊敬できるのって楽しい。
迷ったときやちょっとしんどいときの指針になるから。こんなに離れているのに指針になる。金星がいつ何時もいちばん光り輝いているように。

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ネガティブなことがあった日や遅い時間には少なくない回数、

アイドルとして幸せになって欲しいと漠然と願ってしまう。報われて欲しいと願ってしまう。

あまりにもおこがましくて口にはできないけれど。

噛み砕いて言うならば、欲しいものをすべて手にして欲しい。もっと詳しく言うなら、やりたい仕事をぜんぶ掴み取って欲しくて色んな角度から褒められて欲しくてもっともっと自分に自信を持って欲しくてお金も評価も地位も名誉も余るほどに手にして欲しくてこれまでやってきたことがなにひとつ無駄でなかったということを体感して欲しい。あと長生きして欲しい。、と思ってしまう。そのためなら私にできることぜんぶしてあげたいと勝手に躍起になってしまう。できることなら寿命だって差し出したい。

茨の道でも安全でなくてもメンバーとオタクと冒険したいって言ってくれたの、嬉しくて泣いちゃうかと思った。いつだって同じ主旨のことを話してくれていたけどそれでも一緒に冒険しよっはずるい。私はどんなときもあなたのオタクで味方でありたいと本心から思って、そうあろうと決めてしまった。勝手に。オタクなので。重くてごめんね。

♢

私が見ているほんの短い時間の中だけでもいろんなとこが変わったなと思う。
ファンのみんなが甘やかしてくれたら報われたって思える、なんて言ったあの時の人はもういないんじゃないかな。どうかな。

この世に永遠なんてない。毎日はほんとにやってられない。だからオタクをしている。あなたを通して終わったはずの夢の続きをみている。いらないものを勝手に傾けてしまっている。全てが有限だって頭では理解できていてもステージ上の一瞬に縛られてしまうことがある。それがよろしくないのはわかっているけど、それでも別にいいかなって思えるようになった。だって板の上に立つあなたはどんな瞬間も最高だから。後悔なんて残したくないよ。人生は一度きりだから。

すべてがエゴだけど私は本心からこんな風に思っている。そう思わせるだけのものをあなたは持ってる。本当に素敵な唯一無二の金星のようなアイドルを応援できている事は、私の人生における最大の自慢です。

川島如恵留くん、25歳のお誕生日おめでとう。

ジャニーズという世界をアイドルという人生を選び続けてきてくれて本当にありがとう。

あなたの夢を、あなたの素敵な仲間たちとの冒険を見届けることがいまの私の目標です。

抽象的な夢も、胸の内に秘めている大きな夢もすべてすべて叶えようね。

如恵留くんという人が提供してくれるアイドル川島如恵留くんのことが大好きです。
如恵留くんが教えてくれるエンターテインメントは片手間に楽しむのがもったいない重さと輝きがあって飽きなくて、如恵留くんのアイドルとしての目と考え方を信頼しているから。

まだ完璧な球体ではないのかもしれないけど、いまだって十分すぎるくらい魅力的なひとでアイドルだと思うよ。

大好きな如恵留くんの一度きりの一年が素敵なものになりますように。ケガがありませんように。

お誕生日おめでとう。大好きです。



甘くて白い金星のようなアイドルへ

最大級の愛をこめて。

あなたのオタクより